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minamiな日記


ハンドメイドと子育てに夢中な毎日を綴ります…
by minami-handmade

こども英会話について考える②

こんなこと今までブログに書いたことないので、内心ドキドキしています。


※繰り返しになりますが、これは私個人のあくまで個人的な経験・意見です。
どこかの英会話教室や先生を否定するわけでも、どこがいいとお勧めしているわけでもありません。
どうぞ、その点ご理解いただいた上で、あくまで参考程度にして頂けたら嬉しいです。



さて、続きです。


●Mちゃん(当時小学2年生)
「英語やりたーい!英語しゃべりたーい!」ってノリノリで入会したMちゃん。
でもどっちかっていうとレッスンよりもお友達となんとなく英語に親しんでいるのに満足している様子。
だからこっちが教えていても目がキョロキョロ。
お友達の持ってるピンクのキラキラのついた筆箱に気を捕らわれているのが明らか。
でも親の前ではなんでかビックマウスなんだよねー。困った困った。

で、この子の場合、1年習ってもやっぱり全然進歩は見られませんでした。
ABCも最後まで言えるようにはならなかったと記憶しています。
お母さんと面談したときのこと。
私の人生で結構上位の驚きの瞬間が待っていました。

お母さん:「先生、うちの娘、1年こちらで習わせているけど、英語しゃべれるようになってませんけど、
どういうことでしょうか?1年たったら普通喋れますよね?」

私:「えっと(内心かなりビックリしてました)、お母さまの喋れるっていうのはどの程度のことですか?」

お母さん:「ペラペラレベルですよ。英語だって、自転車と同じですよね。あぁいうのは一回乗れてしまえば次から別に考えなくても乗れるでしょう?言葉だって同じじゃないですか。赤ちゃんだって1年経てばそれなりに喋るようになるのに、小学生が1年も習ったのに、まだ全然喋れないのはなぜなんですか?」

これには本当に驚きました。Mちゃんのお母さん何も疑わずに言葉って聞いてれば勝手に喋れるようになると思っているんです。
よく英会話のうたい文句に「(言語中枢の発達が著しい)小さいうちに始めるのがいい!」いたいな表現を
本当にそのまま誤解してしまったようで、私はその後、紙にいろいろと書きながら説明してようやく理解してくださったようでした。

教室で1週間に1度、45~50分、英語のシャワーを浴びただけではネイティブに近づくことはやっぱり難しいです。
私たちが日本語を理解できるようになるには毎日ずっと繰り返しその状況に合った日本語をシャワーのように聞いていたからであって、それと同じだけの英語力を求めるにはそれなりの努力をしなければいけません。
赤ちゃん~10歳くらいまでなら脳の成長に合わせて、大人より容易に言語を習得できるそうですが、
Mちゃんのようにレッスンも全然聞いてない、お家で宿題のワークブックを開くこともない、
そんな子が喋れるようにはなるには…まだまだ道のりは長いはず。

実際DVDの英語教材だけで英語が喋れるようになった子はきっとずーっとお家でDVDを見続けていたんだと思います。
子供をネイティブ化したいのなら、日本にいながらその環境を人工的に作ってあげない限り、
難しいのが現状だと思います。
必ずしも「英語教室に通っている=喋れる」というわけではないですね。




●Aくん(当時小学3年生)
この子は幼稚園前からずっと英会話を習っている子で、3年生にして「俺もう英語7年目~」が
口癖のような子でした。
私は3年生の彼を初めて担当したのですが、引き継ぎの時に前の先生も「Aくんは7年やってるから
色々とわかっててリードしてやりやすいよ」なんて言っていましたが…。
私の最初のレッスン時の印象は「ん?本当に7年目??」でした。

前の先生がどこを見て判断していたのかわかりませんが
(たぶんレッスンのパターンがわかっていたということなんでしょうね)、
リピートもなんとなくごにょごにょ。
一人一人に質問をしていっても、前の子のをマネしているだけ。
自分で考えて…ではなくて、その場しのぎでなんとなく会話(発語)しているように見せかけてました。
私の勘は的中し、ワークブックをやらせても、隣の子のをじっとみて写す。
間違いまでそっくり同じに仕上げて持ってきます。

他のお友達もわからないところに来ると「Aくんに聞けばいいよ!一番長いんだから!」
なんて言うもんだから、彼ももうどこをどうしたらいいのかわからない、何がわからないのかわからない、
その場しのぎが延々続いていく…そう、そんなこんなで7年も流れて行ってしまっていたんです。

私は親御さんの様子も見てみましたが、やはりずっと習わせているのだから…ということで過信して
個人面談してもちっとも現状をわかっていませんでした。
むしろ「今年は英検挑戦できますよね?初めてだけど4級からどうでしょうか?」くらいの勢いだったので、こりゃいかん!ときちんと向き合おうと決めました。

元々大人しくて、自己主張するような子ではなかったので
お母さん:「英語楽しい?」
Aくん:「…うん」
お母さん:「今日はこれ習ったんでしょ?」
Aくん「…あぁ…そうだね」
みたいな感じで来ちゃったんでしょうね。
その年の始めに入ったやる気のお友達の方があっという間に追い抜いてしまったのは言うまでもありません。

周りに過大評価されてしまって、自分の実力は本人なりになんとなく気づいていたAくん。
その後、本人を傷つけないようにレッスンの前後にたくさんフォローを入れていきました。
年齢が若い分、追いつこうと思えばいくらでも伸びシロがあるのも子供の良いところ。
今頃どんな中学生活を送っているやら…英語が得意科目になってくれてたらいいな。


まだまだエピソードはあるのですが、とっても疲れたので今日はこの辺で(;´▽`A``
何か参考にあることがあればいいのですが…。




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by minami-handmade | 2012-10-03 00:05 | その他
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